【記事の内容】
40代から本気で痩せたい方へ向けた記事です
【書いている人】
IIDA
身長173cm、40代男性、皮下脂肪型の肥満。
Max体重87キロからダイエットを開始して、Min66キロ。
1ヶ月2〜3キロのペースでゆっくりダイエットしている40代男です。できるだけ筋肉を減らさず、体脂肪を減らすことを目的にダイエットをしています。
【わかること】
- 40代からでも痩せられる?
- 40代から本気で痩せる方法
- 40代から痩せるための注意すること
【注意点】
この記事は40代男性が実際に自分で体験したダイエットの経験を元に作成している記事です。年齢・性別・筋肉量・脂肪量・体質などの違いがあるので、全ての方に当てはまる内容ではありません。あくまでも1個人の経験談として、参考までのお目通しください。
【40代】本気で痩せたい!痩せるためのロードマップ
一般的に「40代は痩せにくくなる」と言われている年代です。
「若い時はすぐに痩せられたのに、年齢を重ねるとなかなか痩せなくなってきている」と感じる方も多いのでは無いでしょうか?
「40代になったら痩せない」などと言われることもありますが、実際のところ適切な方法でダイエットすれば、40代でも痩せることはできます。
私自身も40代ですが、1ヶ月に2〜3キロほどのペースで痩せることができています。40代でもアゴの輪郭が出てきたり、お腹の脂肪を落とすことも可能です。
本記事では、40代男性の筆者が体重87キロから20キロほど痩せた体験を元に「最初にこれを知っておけばよかった」「こうしたら痩せた」という方法を紹介していきます。
全ての方に当てはまる内容ではないかもしれませんが、気になる方は参考までにお目通しください。
40代が本気で痩せるためにする3つのこと
結論からいうと、次の3つのことができれば最終的に痩せていきます。
- 『消費カロリー>摂取カロリー』にする
- 運動習慣を身につける
- 毎日記録し、1週間単位で比較してみる
『消費カロリー>摂取カロリー』にする
痩せるためには、1日に消費するカロリーが、1日に摂取するカロリーよりも多くなる必要があります。
「消費カロリー>摂取カロリー」にするためには、次の通りです。
- 消費カロリーを増やす
- 摂取カロリーを減らす
消費カロリーを増やす
消費カロリーを増やすには「運動を増やす」「筋肉をつける」などの方法があります。すぐに実践できるのは「運動を増やす」ことです。
具体的には「運動時間を増やす」「運動強度を増やす」などの方法があります。
摂取カロリーを減らす
摂取カロリーを減らすには「食事量を減らす」「食事内容を見直す」などの方法があります。すぐに実践できるのは「食事内容を見直す」ことです。
具体的には「脂質・糖質を減らす」「食物繊維・タンパク質を増やす」などの方法があります。
運動習慣を身につける
極端に運動する必要はありませんが、1日1時間「外を歩く」ぐらいの運動習慣を身につけていくことは大切です。
できる運動から始めてみよう
最初は、「通勤・通学で歩いてみる」「一駅多く歩いてみる」「階段を使う」など、日常生活で無理なくできる運動から始めてみましょう。もちろん筋トレなどもできるに越したことはないのですが、最初から飛ばしてしまうと続かないので、最初はできるだけ軽い運動を心がけることをおすすめします。
運動による補助的な効果
軽い運動には「消費カロリーを増やす」という意味もありますが、軽い運動には「血流をよくする」「汗をかく」「トイレの回数が増える」などの補助的な効果も期待できます。
慣れてきたら筋トレを始めてみるのもあり
慣れてきたら「腹筋」「背筋」「腕立て伏せ」などの筋トレを始めてみるのもおすすめです。筋トレをして筋肉に刺激を与えると、筋力低下を最小限に抑えてくれる効果も期待できます。
毎日記録し、1週間単位で比較してみる
食事や運動を頑張るのも大切ですが、「本当に痩せているのか?」を定期的にチェックすることも大切です。
理由は体重や体脂肪率は、1日の変動が大きいから。
体重は2〜3時間で変わる
「朝は痩せていたのに、夜になったら体重が増えた」「水を飲んだだけで体重が増えた」など、2〜3時間のうちに変わってしまうので、長期的な視点で比べてみることをおすすめします。
まずは1週間単位で比べてみよう
40代から痩せる場合は、心に余裕を持たせることも大事です。
1日2日の変動に一喜一憂せず、1週間2週間単位で数値を比較。ゆっくりでも「減少傾向にあれば成功!」と考えると、長く続けられやすくなります。
長期的な視点を持って痩せよう
40代から痩せる場合は、長期的な計画を立てることも大事になってきます。
私自身も1ヶ月では2キロぐらいしか痩せられませんでしたが、2ヶ月、3ヶ月、半年と続けることによって10キロ以上痩せることができました。
40代から、極端なダイエットはしない!
40代で本気で痩せたい場合、『極端なダイエットをしない』ことをおすすめします。
理由は、リバウンドするから。
極端なダイエットはリバンドしやすい
これは私自身の経験ですが、一時期「世間で流行していたダイエット」を取り入れたことがあります。そのダイエットは極端な食事制限をするもので、痩せるには痩せたのですが、痩せた後に続けることができずリバウンドしてしまった経験があります。
続けられないと元に戻ります
なぜリバウンドしたかというと、そのダイエット法の食事を続けられなかったから。極端な食事制限で痩せた場合、食事内容を元に戻すと、元の体重まで戻ります。当たり前のことですが、食事をキツくする以外の生活習慣が変わらないため、食事を戻すと元の体型まで逆戻り。元の体型で収まればいいのですが、食事制限の反動でドカ食いなどをしてしまい、以前より太ってしまいました。
一生続けられる方法を選ぼう
この経験を元に、40代から痩せたい場合は『無理せず自然体にできるダイエット』をおすすめします。つまり、『一生続けられる方法』で痩せるのが一番の近道です。痩せても健康を害したり、筋力や免疫力が落ちては元も子もありません。健康的に無理なく、あなたの生活習慣を改善していける方法を選んで痩せてみましょう。
40代で痩せてよかったポイント
40代で痩せてよかった点は、次の通りです。
- よく眠れるようになった
- 体が軽くなった
- 見た目が若返った
よく眠れるようになった
体重が多い頃に比べ、早寝早起きになりました。
体重が多い頃は「いびき」「寝返り」などで夜中に起きたり、朝「布団から出るのが辛かったり」「二度寝したり」していましたが、それらが一切なくなりました。
体が軽くなった
また、体重や体脂肪が減ることで、体が軽くなり運動するのも楽になりました。
私は腰痛持ちで、1年に1度はギックリ腰をしていたのですが、それが改善。余計な脂肪が減ったことで、関節や膝への負担も和らぎ、前屈など体を曲げることも簡単にできるようになりました。
見た目が若返った
特に、体脂肪を減らすことで「見た目」が若返って見えるようになりました。
「まぶたの脂肪が落ちた」「二重アゴの解消」「フェイスラインが出てきた」「おでこのシワが薄くなった」など、顔の脂肪が減ったことで見た目が改善。
長期的に続けられると、「お腹」「背中」など脂肪が減ってきて、腹筋が薄く割れて見えるようにもなってきます。
40代で痩せて悪かったポイント
痩せたことで悪かったポイントは少ないですが、あえて考えると次の通りです。
- アルコールで酔いやすくなった
- 揚げ物が苦手になった
- 体に合わないダイエットは体調を崩す恐れあり
アルコールで酔いやすくなった
これは私だけかもしれませんが、体重や体脂肪を減らすとお酒に弱くなった気がします。
ただ単に「アルコールを飲まなくなった」ことも原因の一つだと思いますが、1杯〜2杯ぐらいで十分に酔うようになりました。逆にいうと、お酒の量が減ったので二日酔いなどもしなくなり、飲んだ翌日も朝早く起きられるのは良いポイントとも言えます。
揚げ物が苦手になった
また、食事を改善したことで、食の好みも変わりました。以前は「フライドポテト」「ポテトチップス」などの揚げ物が好きでしたが、最近は油の匂いを嗅ぐだけでお腹いっぱいに感じ、揚げ物を食べたいという意欲も無くなっています。
体に合わないダイエットは体調を崩す恐れあり
人によっては、自分の体や体質に合わないダイエット方法というものがあります。私の場合は、「脂質を多く摂るとお腹を壊しやすい」「糖質を摂りすぎると食後に眠くなりやすい」「乳製品を食べるとお腹がグルグルする」など。
人それぞれ、体に合う方法は違うので、あなたに合った方法をしっかりと見つけて行きましょう。
40代から痩せるなら「PDCA」を意識する
本気で痩せたい場合、PDCAを回すことが大切になります。
PDCAとは「Plan(計画)」「Do(実践)」「Check(計測)」「Action(改善)」の頭文字をとったものです。
【痩せるためのPDCA】
- Plan:食事・運動の計画を立てる
- Do:計画どおりの食事・運動をする
- Check:体重を測る、食事量を記録する
- Action:痩せなければ計画を改善する
痩せるイメージを固めよう
貯金のイメージ
実際にどうすれば痩せるかですが、これは「貯金」をイメージしてもらうとわかりやすいです。
- 入ってくるお金 > 出ていくお金→貯金できる
- 入ってくるお金 < 出ていくお金→貯金が減る
痩せるイメージ
お金をエネルギー量と置き換えると、次のようになります。
- 入ってくるエネルギー量 > 出ていくエネルギー量→体重が増える
- 入ってくるエネルギー量 < 出ていくエネルギー量→体重が減る
「出ていくエネルギー」を多くすれば痩せる
なので、痩せるためには「入ってくるエネルギー量」より「出ていくエネルギー量」を多くする必要があります。
40代からでも遅くない!最初に知るべき3つのこと
最初の計画を立てるために必要なことは、次の通りです。
- 1日に必要なエネルギー量を知る
- 1日の運動量を知る
- 1日の食事量を知る
1日に必要なエネルギー量を知る
あなたは自分が1日に必要なエネルギー量がどれくらいか、知っていますか?1日に必要なエネルギーを知らないと、いくら頑張っても痩せることはできません。
1日に必要なエネルギー量は「基礎代謝」と呼ばれています。基礎代謝は生命の維持に必要なエネルギーのことで、体の細胞を作ったり・維持したりするのに使われるエネルギーです。
1日の運動量を知る
「1日に消費するエネルギー量」の中には、運動で消費されるエネルギー量も含まれています。
当たり前のことですが、運動をする量が多い人は1日に消費するエネルギー量も高くなります。逆に、デスクワークなどで運動する機会がない方は、1日に消費するエネルギー量が低くなるので、注意しましょう。
1日の食事量を知る
当たり前のことですが、「1日に消費するエネルギー量」より「1日で食べるエネルギー量」の方が多いと、痩せることはできないので、注意しましょう。
また、私もよくしてしまった失敗なのですが、食事量を減らしても「間食」「おやつ」「お菓子」などで、ちょこちょこ食いをしてしまうと、1日の合計カロリーが増えてしまうこともあります。
特にカロリーの高い「お菓子」「アイス」「揚げ物」などを食べ過ぎていないかをチェックしてみましょう。
40代から痩せるため|調べておきたい3つのこと
計画を具体的に立てるためには、次のことを調べる必要があります。
- 自分の基礎代謝量を調べる
- 今、どれくらい運動しているかを調べる
- 今、食べている食事のカロリーを調べる
理由は、1日の消費エネルギー量の合計を知りたいからです。1日に使われるエネルギー量は「総エネルギー消費量」と呼ばれ、次の式で求めることができます。
【1日に使うエネルギー量】求め方
総エネルギー消費量=「基礎代謝量」+「食事誘発性熱産生」+「身体活動量」
この中でエネルギー消費量が多いのが「基礎代謝量」と「身体活動量」の2つです。なので、あなたの基礎代謝量と身体活動量を調べておく必要があります。
自分の基礎代謝量を調べる
まず最初に、自分の基礎代謝を調べることから始めてみましょう。
基礎代謝の求め方はいろんな方法がありますが、今回は簡単にできる方法を2つ紹介します。
- 厚生労働省の発表を参考にする
- 基礎代謝が測れる体重計で測る
厚生労働省の発表を参考にする
厚生労働省の発表によると、日本人の基礎代謝量は次の通りです。
- 30-49歳(男性):1530 kcal/日
- 30-49歳(女性):1150 kcal/日
基礎代謝が測れる体重計で測る
また、家庭用の体重計には、基礎代謝を測れる体重計が販売されています。
体脂肪率や筋肉量なども詳しく測れるものもあるので、体重計で測った数値を参考にしてもOKです。
今、どれくらい運動しているか調べる
次に1日にどれくらい運動しているかを調べてみましょう。
運動量は細かく調べるとキリがないので、ザックリとした目安として求めることをおすすめします。
私の場合、デスクワークなので「1日30分ほどのウォーキング」しかしていませんでした。77キロの男性が30分のウォーキングで消費できるカロリーは175kcalほどです(歩く速度によっても変わるので注意しましょう)。
身体活動量の調べ方は、専用のサイトがあるのでそちらで求めてみましょう。
【参考サイト】生活や運動の消費カロリーの計算 – 高精度計算サイト
今、食べている食事のカロリーを調べる
最後に、今あなたが1日に食べている食事量を調べてみましょう。
これまで求めてきた「基礎代謝量」と「身体活動量」の合計よりも、食事で摂取しているカロリーが低ければ、あなたは痩せていくはずです。
食事のカロリーを調べる際は、1日に食べた物や量をノートなどに記録しておき、それぞれのカロリーを計算し、合計を求めることで調べることができます。
個人で調べるのが難しい場合は「あすけん」などのアプリを使うとより簡単に調べることができます。
【参考サイト】あすけん|あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート
40代から痩せる!カロリー収支はどうですか?
今の自分の「エネルギー消費量」「食事のカロリー」を調べられたら、カロリー収支を計算してみましょう。
私の場合は、次のようになりました。
例)40代男性:身長173cm、体重77キロの場合
消費 | (kcal) | 摂取 | (kcal) |
---|---|---|---|
基礎代謝 | 1,500 | 朝食 | 800 |
身体活動 | 175 | 昼食 | 1,000 |
食事誘発性 | ー | 間食 | 800 |
夕食 | 1,000 | ||
消費合計 | 1,675 | 摂取合計 | 3,600 |
カロリー収支 | +1,925 |
カロリー収支が「プラス」なら太る
調べてみた結果、消費カロリーより摂取カロリーの方が高かったです。最終的なカロリー収支がプラスになり、カロリーの摂りすぎで太ったことがわかりました。
カロリー収支の差が大きいほど早く太る
しかも食事の摂取カロリーが消費カロリーの2倍以上あったので、結構なスピードで太ることが明らかになりました!
カロリー収支が「プラス」の場合は「メニューの見直し」をする
自分ではあまり食べていないつもりでしたが、かなりのカロリーオーバーをしてしまっていたので、「食事」を見直すことにしました。
40代は食事と運動のどっちを見直すべき?(Plan)
見直すのは「食事」でも「運動」でもいいのですが、私個人の経験では「食事の方を見直した方が上手に痩せやすい」と感じました。
理由は次の通りです。
- 運動を増やしすぎると過酷になっていく
- 長く続けるためには食事の改善が必要
- 長く続けるには「食事:運動=8:2」が理想
運動を増やしすぎると過酷になっていく
「食事」を変えずに「運動」を見直すとなると、私の場合、2,000kcalほど追加で運動して消費する必要があります。
1時間のウォーキングで350kcalの消費なので、2,000kcalを消費しようと思うと追加で6時間ほど歩く必要があります。
つまり、『毎日6時間30分ぐらい歩かないと痩せない』ということになり、現実的ではないので食事量を減らすことにしました。
長く続けるためには食事の改善が必要
私の例でもわかるように、痩せる習慣を身に付けたり、ダイエットを長く続けるには「食事の改善」が必要になります。
ご飯を減らしたり、お菓子を減らしたりするだけで1,000kcal以上減らすことができるので、食事量をコントロールした方がカロリー収支を整えやすいです。
長く続けるには「食事:運動=8:2」ぐらいがおすすめ
とはいえ、体に必要な栄養素は食べないといけないので、食事を減らしすぎるのも危険です。なので、私は運動も30分追加し「1日1時間ウォーキングする」ことにしました。
実際に私が立てた計画が、こちら。
例)40代男性:身長173cm、体重77キロの場合
消費 | (kcal) | 摂取 | (kcal) |
---|---|---|---|
基礎代謝 | 1,500 | 朝食 | 500 |
身体活動 | 350 | 昼食 | 500 |
食事誘発性 | ー | 夕食 | 500 |
間食 | 300〜500 | ||
消費合計 | 1,850 | 摂取合計 | 1,800〜2,000 |
カロリー収支 | −50〜+150 |
少しづつ痩せる計画にした
実際は、これに「食事誘発熱産生」が加わるので、エネルギー消費量が少し増加します。食事を1,800kcal〜2,000kcalに抑えることで、1日に少しづつ痩せることを目標にしました。
間食を最後に食べるようにした
食事で1日に必要な栄養素を摂り、それでも足りない場合は間食で調整。間食に幅を持たせたのは、ドカ食いを防ぐためです。間食にはカロリー内なら「和菓子」などの甘いお菓子を食べてもよくして、ストレス解消も目的にしています。
お腹が空いていなければ間食は食べない
朝食・昼食・夕食を食べた後に、お腹が空いていないと感じる場合は、間食を食べないようにしました。間食を食べないだけで1日1,500kcalに抑えられるので、より痩せられる食習慣になります。
計画を立てたら「実行」するだけ!
あとは、この計画を実行し、体重の変化を計測。体重が減るようなら継続し、体重が減らない場合は計画を見直すことで痩せることができるはずです。
【実録】40代|痩せてみた結果(Do・Check)
実際に立てた計画を実行してみた結果が上のグラフになります。
体重は日によってアップダウンがある
毎日体重を測った結果が黒線のグラフです。日によってアップダウンがありますが、1ヶ月後には最初の体重より痩せることができました。
1週間単位での分析がおすすめ
毎日体重を調べていると、痩せているかどうかがわかりにくくなるため、1週間ごとの平均を出してみたのが青線のグラフです。
計画外の行動もメモると反省しやすい
平均を出してみると1週間で0.5キロづつぐらい減っているのがわかります。途中「飲み会」へ行ったり「ラーメン」を食べたりしましたが、最終的には1ヶ月で2キロ痩せることに成功しました。
腹回りなど気になる数値も記録
体重だけでなく「腹回り」なども記録しておくと、後で見直す時の参考にすることもできるので、気になる数字は記録に残しておくのがおすすめです。
40代で痩せない場合の対策(Action)
今回のダイエットでは、最終的に痩せたのでよかったですが、痩せなかった場合は「計画の見直し」が必要になります。
痩せる条件を満たさない限り、痩せることはないので、「食事」もしくは「運動」をしっかりと見直してみましょう。
長く続けると「停滞期」が来る
また、3ヶ月ほどダイエットを続けると、どうしても体重が減らない「停滞期」が訪れます。停滞期が来た場合は、同じく「食事」もしくは「運動」を改善して、痩せる条件を再度見つけ直す必要があります。
停滞期の乗り越え方は、「食事メニュー」「運動メニュー」の後で解説しています。
40代からの食事メニュー
ここからは、食事メニューをどう見直すのがいいかを具体例を交えて紹介していきます。
具体的な食材や量があった方がわかりやすいので、実際に私が10キロ以上痩せた時に食べていた食事メニューを見ていきましょう。あなた自身の食事メニューを組み立てる参考にしてみてください。
1ヶ月で2キロ痩せた食事メニュー
40代男性が1ヶ月で2キロ痩せた食事メニューがこちらです。
基本メニュー|栄養成分
[総カロリー] 1514kcal
[g] P87 : F27 : C230
[kcal] P350 : F243 : C920
[%エネルギー] P23 : F16 : C61
[合計重量] 945g
[食塩相当量] 4.78g
[食物繊維総量] 35.92g
基本メニュー|食材
- 白米(乾):200g
- 大豆(乾):20g
- 乾燥ワカメ(乾):10g
- 切り干し大根(乾):10g
- 納豆:1pc
- 鶏むね肉:200g
- 86%チョコ:25g
- じゃがいも:100g
- ごぼう:50g
- トマトジュース:180ml
- キムチ:100g
基本メニューをベースに、必要に応じて間食を追加。
1日あたり1500kcal~2000kcalになるように食べました。
1日に必要な栄養素を食べる
健康的に痩せたいので、1日に必要な栄養素は必ず食べるようにしました。カロリーはもっと減らすことは可能ですが、減らしすぎて健康を害してしまうと痩せる意味がないので、栄養素はバランスよく摂取できるメニューを考えました。
「PFCバランス」「総カロリー」に気をつける
食事メニューを作る際に、特に注意したポイントが「PFCバランス」と「総カロリー」です。PFCバランスは厚生労働省が発表している『日本人の食事摂取基準(2020年版)』を参考にバランスを配分、総カロリーは自分の1日に消費するエネルギー量以内に収めるようにしました。
水溶性食物繊維を増やす
また、腸内環境を整える意味も含め「食物繊維」の量にも注目。特に腸内細菌の餌となる「水溶性食物繊維」を多く摂るように心がけました。水溶性食物繊維は腸内細菌に食べられ、短鎖脂肪酸を作ってくれます。短鎖脂肪酸は血管などで全身に運ばれ「食欲を調整」「脂肪細胞を大きくさせない」などの働きをしてくれます。
【関連記事】水溶性食物繊維|不溶性食物繊維との違いは?多く含む食品
40代からの運動メニュー
次に運動メニューの見直しですが、運動メニューはできるだけ軽いものにしておくことがおすすめです。
理由は、続けられなくなるとリバウンドするから。
運動のみで痩せた場合、運動をやめると太ることになるので、長く続けるためにも「毎日続けられる軽めの運動」をおすすめします。
1ヶ月で2キロ痩せた運動メニュー
私が10キロ以上痩せた時にしていた運動は「ウォーキング」だけです。
ウォーキングだけでも痩せられる
1日1時間を目標に、1日7,000歩ほど、距離に換算すると5km〜6kmほど歩いていました。
無理なく続けられる運動を選ぼう
私の場合は、普通の散歩よりやや早い速度でしたが、痩せた後でも無理なく続けられています。
40代からは「継続」が大事!
結局のところ、ダイエットは『継続』が大事になってきます。
健康面を含めて考えると、1ヶ月に1%〜2%ぐらい(体重70キロの場合は0.7キロ〜1.4キロほど)を目安に痩せるのがおすすめです。
急に体重を減らしすぎると体調が悪化したり、免疫力の低下、筋肉量の極端な低下などの悪影響が出る場合があります。
そう考えると「1ヶ月に1キロペースで、ゆっくり無理なく痩せる」ぐらいのスピードで行うと、健康的に痩せることができるはずです。
1ヶ月だと1キロですが、半年続ければ6キロ、1年で12キロも痩せることができるので、ゆっくりコツコツでも長く続けることが大事になってきます。
40代で停滞期に入ったらどうする?
また、停滞期に入った場合は、「食事メニュー」や「運動メニュー」の見直しが必要です。
体重が減ると運動の消費カロリーも減る
体重が減ると同じ運動をしていても消費カロリーが減ってしまうので、減少した体重で再計算する必要が出てきます。
例)体重77キロの人が1時間歩いた時の消費カロリー:348kcal
体重65キロの人が1時間歩いた時の消費カロリー:293kcal
食事は「カロリー」「タンパク質」「糖質」に着目
また、食事のカロリーを減らしたり、「タンパク質」や「糖質」の量を調整したりする必要も出てきます。
実際にメニューを組んでみて、やってみる。結果を計測・分析して比較。痩せているようなら続けて、痩せないようならメニューを組み直す。これを続けていくことで停滞期を乗り切っていきましょう。
40代のモチベーションの保ち方
とはいえ、思うように痩せないと気落ちしたり、モチベーションが下がってしまったりすることもあると思います。
私自身がそうでした。「計算では1キロ痩せるはずが、逆に1キロ太った」などの予想外の体重増加があると「なんで?」「おかしい…」「そんなはずじゃなかったのに…」「やっぱり痩せないんだ…もう辞めちゃおうかな」なんてことも、しばしば。
期待し過ぎると続かない
この時思ったのが『期待し過ぎないことが大事』ということです。「まあ、3ヶ月後に痩せてりゃいいや」ぐらいの軽い気持ちでいるとモチベーションに関係なくダイエットを続けることができました。
モチベーションを上げない方法もある
また、『モチベーションを上げない』ことで、モチベーションを下げないという方法もあります。ひたすら無心に修行僧のように、毎日コツコツ同じことを繰り返す。ダメなときは反省し見直し、再度、挑戦。「それだけで痩せるなら、よいではないか」ぐらいの広い心で取り組むと上手くいくこともあります。
あなたに合った方法を見つけてみよう!
こればかりは、その人の「性格」や「得意・不得意」などが関係してくるので、一概にこうとは言い切れませんが、あなたなりの「モチベーションの保ち方」「モチベーションの忘れ方」を探してみてください。
40代から「あなたに合った方法」を見つけよう!
最終的にまとめると、「あなたに合った方法」で「健康的に無理なく」痩せることが、40代からのダイエットを成功させるポイントです。
また、リバウンドしないためにも「我慢しない食事」「体への負担が少ない運動」を長く続けることが大切になります。
この記事では、私自身の体験談をもとに紹介して来ましたが、ここからはあなた自身が自分自身で考えて、あなたの体に合った方法を探してみてください!
無理なくできる方法を見つけることができれば、確実にあなたの体は変わっていきます。
ここまで長らくお付き合いいただき、ありがとうございます。
あなたが理想の体を手に入れられることを、心から願っております。
出口が見えないとき、他の人の経験を知りたい時は、またこのブログに戻ってみてください。ゆっくりではありますが、私自身がダイエットで感じたこと、問題点、解決案などを書いていくので、一緒にダイエットを頑張っていきましょう。
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